仙台・石巻・大崎市・東松島市の注文住宅なら中鉢建設

仙台・石巻・大崎市・東松島市の注文住宅なら中鉢建設 のトップページへ戻る
ふっこう日記
2011/09/15

宮城県石巻市の小さな漁港。
漁師さんたちは、震災から半年経過した今も仕事が出来ません。
このプロジェクトは作家の荻野アンナさんが中心となり、被災した漁港に笑顔を取り戻そうと挑んだ物語です。私たち中鉢建設もそのお手伝いをさせてもらいました。


東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市 小網倉浜漁港の様子です。
地震により地盤が沈下し、港は使用できる状態ではありません。



以下、荻野アンナさんのブログの一部です。
こんにちは、荻野アンナです。
東日本大震災の被害は甚大なものでした。震災後のご縁で石巻の浜(小網倉浜)の漁師さんたちと出会いました。
3.11以来、米一粒もらっていない人たちとの出会いでした。

「いまさら支援物資はいらない。自分たちで働いて自立したい」
すべてを失った人ほど前向きです。

しかし漁業を再開するにも、肝心の桟橋がありません。市の本格的な復旧工事を待っていては、いくつもの大切な魚の季節を逃してしまいます。
現在、仮設の桟橋を建設するお力になるべく、「明るい漁村プロジェクト」と名した支援活動を行っております。

工事は9月半ばから始まります。良心的な建築会社(横浜の中鉢建設)がボランティア値段を提示してくれました。
「仮設」なので数年後には取り壊す可能性を残しておかねばなりません。

私は『大震災 欲と仁義』の印税にボーナスの一部を足してお送りし、工事の手付金としました。むろん、まだまだまだまだ、全然まるきり足りません。

某日本×十字その他大手と違い、相手の顔の見える、ピンポイントの支援です。一円一円が即効役に立ちます。希望の桟橋のために、夢を形にするために、ぜひともよろしくご支援のほどお願いいたします。

1円でも10円でも結構です。口座は急なことで私名義になっておりますが、このための特別のものです。すべては今後公表、公開させていただきます。

【ご寄付専用口座】
横浜銀行 元町支店
普通 6032896
荻野 安奈


ということで、工事は始まりました。

1.5mから2mぐらい地震の時に沈下したそうです。
潮の関係でこれまでの港が水没しています。大潮の時期を待って、桟橋工事がスタートです。




仮設の桟橋を建設するためにアンカーを打ち込み、工事が始まりました。




2011/09/17

大潮の時期に工事を合わせましたが、自然は気まぐれでした。
思った以上に短時間で潮が満ちて、作業員さんが胸まで浸かって作業する場面も出てきました。

作業員さんの頑張りで型枠を組み、桟橋の形が現れました。






2011/10/07

完成が見えてきました。
後1週間ほどで完成となります。
漁師さんたちの笑顔が見えてきました。

港から海方向を見た写真

桟橋の先端から陸地を見た写真




2011/10/08


いよいよ、完成間近かになりました。
通路に石も敷き詰められました。
カモメたちが何事が起きたのか検査に
来ました(笑)

漁師さんたちの仕事が今月は再開出来
そうです。
もう少しで完成!頑張ります。




2011/10/15

とうとう完成しました。

沈下した港にコンクリートの壁をつくり、真ん中に土を盛り通路を作りました。
先端部分は両側に潮位の変化でも対応できるように、傾斜に作っています。
工事期間中、潮位が予想以上に変動しました。
水の中での作業は、思うように進まなかったようです。
工事の現場監督さん、作業員の皆さん、本当にご苦労様でした。
皆さんの苦労が、これから石巻の漁師さんの笑顔となって戻ってきます。



荻野アンナさんの募金活動は続いています。
ご協力よろしくお願いします。

【ご寄付専用口座】
横浜銀行  元町支店  普通 6032896
荻野 安奈